クリニックの内装のコツを建築家目線で解説
遊び心のある小児科
小児科といえば患者さんはお子さんとなるためであり、かなりの遊び心を含ませた施工といえるでしょう。
私は設計を担当しましたが、実際に打ち合わせをした際はインテリア・内装デザイナーも立ち会っています。
かなり工夫を織り交ぜないといけない注文であり、こちらも最大限の努力をしたかったのが理由です。
デッサンも計400枚も用意したため、施工費用はトータルで3500万円にのぼりました。
なお、医療機関の施工の場合は平均で約5000万円となります。
内訳は完全なオーダーメイドとなることと、衛生面に必要な特殊なコーティング処理も必要だからです。
そのことを踏まえると、こだわりを持った外観であるにも関わらず、3000万円で済んだのはまだお安い部類といえるでしょう。
この小児科クリニックは非常に評判がよく、数多くのマスメディアでも紹介をされました。
施工主も大喜びで、私にとってもとても思い出に残る作品といえます。
次に大阪市内の美容外科ですが、こちらはテナントで入居をしているクリニックです。
そのため外装にこだわりをもたせることができませんでしたが、内装には多くの工夫をおこなったというわけです。
診療科の専門を考慮して
¦ 遊び心のある小児科
¦ クリニックのテーマに合わせて
飲食店 内装
❙ クリニック内装の基本